PCI DSSへの準拠が必要な事業者は?加盟店
2018/08/27
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PCI SSCにおいて加盟店とは「PCI SSC参加ペイメントブランドのロゴが付いたペイメントカードを商品やサービスに対する支払いとして受け入れるあらゆる事業体」と定義され、加盟店向けの準拠要件が定められています。
加盟店のレベルおよび要件(VISAの場合)は次の通りです。
レベル1:
取引件数が年間600万件以上
年1回のQSAによる訪問審査と準拠報告書(ROC)の提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン
レベル2:
取引件数が年間100万件~600万件
年1回の自己問診表(SAQ)提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン
レベル3:
取引件数が年間2万件~100万件
年1回の自己問診表(SAQ)提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン
レベル4:
取引件数が年間2万件未満
年1回の自己問診表(SAQ)提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン(推奨)
さらに、2021年3月以降、Mastercardはレベル2、加盟店向けのレベル2について、他のレベルとは大きく異なる要件を設けています。 レベル2では、加盟店向けのSAQ A、SAQ A-EP、およびSAQ Dは、承認されたQSAまたは内部セキュリティ評価者(ISA)によって評価され、完了する必要があります。