PCI DSSへの準拠が必要な事業者は?サービスプロバイダ
2018/08/28
服
サービスプロバイダ(Service Provider)は、「カード会員データのセキュリティを制御する、または影響を与える可能性のあるサービスを提供する企業」と定義されています。これには、決済代行業者や流通チャネルを統合するECプラットフォームのほか、直接取引に関するサービスを提供するわけではないものの、カード会員データに一定の影響を与えるクラウドサービスプロバイダ、IDCサーバ室サービスプロバイダ等も含まれます。
加盟店とは異なり、サービスプロバイダのレベルは2つのみです(VISAの場合)。また、レベル分けの基準と準拠すべき要件は次の通りです。
レベル1:
取引件数が年間30万件以上
年1回のQSAによる訪問審査と準拠報告書(ROC)の提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン
レベル2:
取引件数が年間30万件未満
年1回の自己問診表(SAQ)提出
準拠証明書(AOC)の提出
四半期ごとのASV(認定スキャンベンダ)による脆弱性スキャン