基礎知識
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June 23, 2024
PCI DSS準拠が必要なのはどの事業者か
カード会員データを保存・処理・伝送するすべての組織にPCI DSSへの準拠が求められます。サービスプロバイダと加盟店それぞれの区分と、取引件数に応じたレベルを解説します。

サービスプロバイダ
PCI DSSが定義する「サービスプロバイダ」とは、加盟店または他のサービスプロバイダに代わって、決済カード会員データの伝送・処理・保存を伴うサービスを提供する組織をいいます。これには決済処理サービスの提供者、ウォレット事業者、各種決済チャネルを統合するプラットフォーム、オンラインマーケットプレイスなど、カード会員データのセキュリティに影響を及ぼす事業者が含まれます。
また、仮想ホスティングサービスを提供するデータセンターやクラウドサービス事業者は、取引サービスに直接関与しないものの、カード会員データのセキュリティに一定の影響を及ぼし得るため、サービスプロバイダに分類されます。加盟店とは異なり、サービスプロバイダは2つのレベルに区分されます。VISAを例にとると、分類と準拠要件は次のとおりです。
レベル1
- 年間の取引件数が30万件を超える。
- QSAによる年次の現地審査と、準拠報告書(ROC)の提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- PCI DSS認定ASV(Approved Scanning Vendor)による外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施。
レベル2
- 年間の取引件数が30万件未満。
- 自己問診票(SAQ)の年次提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- PCI DSS認定ASV(Approved Scanning Vendor)による外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施。
加盟店
レベル1
- 年間の取引件数が600万件を超える。
- QSAによる年次の現地審査と、準拠報告書(ROC)の提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- ASVによる外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施。
レベル2
- 年間の取引件数が100万件から600万件。
- 自己問診票(SAQ)の年次提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- ASVによる外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施。
レベル3
- 年間の取引件数が2万件から100万件。
- 自己問診票(SAQ)の年次提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- ASVによる外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施。
レベル4
- 年間の取引件数が2万件以下。
- 自己問診票(SAQ)の年次提出。
- 準拠宣言書(AOC)の提出。
- ASVによる外部脆弱性スキャンの四半期報告の実施(任意)。
詳細はVISAのWebサイトをご参照ください:usa.visa.com/support/small-business/security-compliance.html および usa.visa.com/partner-with-us/pci-dss-compliance-information.html


