基礎知識
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June 21, 2024

ご自社のSAQの種別はどれですか

PCI SAQ(自己問診票)は、加盟店やサービスプロバイダが自らPCI DSSへの準拠状況を評価する仕組みです。10種類あるSAQの使い分けと、自己評価の5つのステップを解説します。

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SAQは、組織の各種標準への準拠状況を評価するものです。例えばVisaのガイドラインでは、年間の取引件数が600万件未満の加盟店、または年間の取引件数が30万件未満のサービスプロバイダがSAQの対象となります。

PCI DSS SAQによる自己評価の5つのステップ

  1. SAQの種別を選択 — ご自社の環境に適合するもの
  2. 範囲の確認 — PCI DSS環境の正確さ
  3. 自己評価 — 要件への適合状況
  4. SAQ文書の作成 — 問診票・証跡
  5. 提出 — SAQの結果とAOCをアクワイアラへ
  • ご自社に適合するSAQの種別を選択します。
  • PCI DSS環境の範囲が正確であることを確認します。
  • ご自社の環境がPCI DSS要件に適合しているかを自己評価します。
  • 審査情報、問診票、裏付けとなる証跡を含むSAQ文書を作成します。
  • SAQの審査結果と準拠宣言書(AOC)を、提出を求めている組織(アクワイアラ)へ提出します。

Eコマースの場合は、次のSAQの版が適用される可能性があります。

サービスプロバイダ

SAQ D(サービスプロバイダ向け)

サービスプロバイダのみが対象です。加盟店向けSAQ Dの要件を含み、さらに文書や顧客向けポリシー、手順のレビュー、設定の確認、アラート、ペネトレーションテストの記録などの要件が加わり、合計259問で構成されます。

加盟店

SAQ A

決済サービスを完全に外部委託している場合(URLリダイレクトやiFrameを用いた決済ページなど)が対象です。SAQ Aは文書の確認、設定の確認、ポリシーのレビュー、データの保持と廃棄、外部脆弱性スキャンを含みます。最も短いSAQの版で、設問は29問のみです。

SAQ A-EP

外部の決済プロセッサを利用しながら、決済ページを自社で管理している加盟店が対象です。SAQ A-EPはSAQ Aの項目に加え、ネットワーク管理、ホスト管理、データセキュリティ、脆弱性管理、アクセス制御、監視・試験の要件を含みます。決済処理に部分的に関与するため、追加要件が大幅に増えます。

SAQ D(加盟店向け)

自社で決済システムを保有する加盟店、またはカード会員データを電子的に保存している加盟店が対象です。加盟店向けSAQ DはSAQ A-EPよりも広範囲の要件を含み、加盟店向けのPCI DSS要件をすべて網羅します。

PCI DSSのSAQには10種類があり、ご提供の決済サービスの形態によって定まります。適切なSAQの種別は通常、取引のあるアクワイアラ、またはQSA(Qualified Security Assessor)の支援を受けて特定します。QSAはカード会員データ環境(CDE)、カード会員データの処理プロセス、カードデータフローを確認し、適用されるSAQの種別を正確に判断します。

SAQの種別についてさらに詳しく知りたい方、またPCI DSS準拠を効率的かつ正確に達成したい方には、QSAまたはQSACの専門的な助言を強くお勧めします。その知見により、ご自社の状況に即した有益な示唆を得られ、最も効果的な形で準拠を確実なものにできます。

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